花粉症の治療をご希望の方はこちら
2026年のスギ花粉の飛散量は、例年より多くなる見込みと予測されています。
花粉症の方にとっては、症状の悪化が懸念されるシーズンとなりそうです。
花粉の本格的な飛散が始まる前から治療を開始することで、花粉症の症状を軽く抑えられる可能性があるといわれています。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどで毎年お困りの方は、早めの受診をご検討ください。

花粉症の薬(飲み薬・点鼻薬・目薬)の一部を院内処方できます
【飲み薬】
・フェキソフェナジン60mg(先発品アレグラのジェネリック)
日本で最も販売されている花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)です
<用法・用量 12歳以上 1日2回、1回1錠>
・ビラノアOD錠20mg(ジェネリックなし、先発品のみ)
効果が高い、1日1回の内服で済む、眠くなる副作用が少ない、などの特徴があります
空腹時に内服する必要があります
<用法・用量 成人のみ 1日1回、1回1錠空腹時>
【点鼻薬】
・フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液120噴霧用
(先発品アラミスト点鼻液のジェネリックです)
くしゃみ、鼻水、鼻のムズムズを軽減できます
<用法・用量 成人 各鼻腔に2噴霧、1日1回、小児(2~11歳)各鼻腔に1噴霧、1日1回>
【目薬】
・オロパタジン塩酸塩点眼液(先発品パタノール点眼液のジェネリックです)
目のかゆみ、充血、涙などを軽減できます
<用法・用量 小児(特に年齢制限なし)~成人 1回1〜2滴、1日4回>
・エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%(先発品アレジオンLX点眼液のジェネリックです)
効果が長続きする、コンタクト着用したままでも点眼することができる、などの特徴があります
<用法・用量 12歳以上 1回1滴、1日2回>

<院内処方のメリット>
当院では花粉症治療薬の院内処方に対応しています。
院内処方とは、診察後に調剤薬局へ行かず、医療機関内で直接お薬を受け取れる仕組みです。
花粉症シーズンの混雑時にも、スムーズに治療を受けられる点が大きな特長です。
・調剤薬局へ行く必要がありません
診察後、そのまま院内でお薬をお渡しできます。
移動や待ち時間がなく、体調がつらい時でも負担を軽減できます。
小さなお子さま連れの方や、お仕事の合間に受診される方にも便利です。
・ 待ち時間の短縮につながります
花粉シーズンは薬局が混雑しやすい時期です。
院内処方なら診察からお薬の受け取りまでを一度に完結でき、時間を有効に使えます。
・お薬に関わる費用を抑えられる場合があります
院内処方では、調剤薬局で発生する調剤基本料などが不要となるため、
トータルの医療費が抑えられるケースがあります。
花粉症治療を継続される方にとっては、経済的なメリットも期待できます。
・医師が症状に合わせてその場で調整できます
診察時の症状を踏まえ、その場で最適なお薬を選択・調整できます。
「眠気をできるだけ避けたい」「即効性を重視したい」などのご希望にも柔軟に対応可能です。

・薬の変更や追加相談がスムーズです
服用中のお薬で効果が不十分な場合や副作用が気になる場合も、
再診時にすぐ相談・調整ができます。
治療の継続性と安心感につながります。
・感染対策の観点でも安心
医療機関内で完結するため、複数の施設を移動する必要がありません。
混雑する場所への立ち寄りを減らせる点も安心材料のひとつです。

<院内処方のデメリット>
院内処方には多くのメリットがありますが、いくつか注意点もあります。
・薬剤師による服薬指導が受けられない場合がある
院外処方の場合は、調剤薬局で薬剤師による飲み合わせの確認や詳細な服薬指導を受けることができます。
院内処方では、薬局でのダブルチェック体制がないため、その点を重視される方にはデメリットとなる場合があります。
※当院では診察時に医師が併用薬や既往歴を確認したうえで処方いたします。
・薬の種類や剤形の選択肢が限られる場合がある
院内で在庫している医薬品の中からの処方となるため、
先発医薬品の指定や細かな剤形(錠剤・OD錠・シロップなど)の選択ができない場合があります。
<注意事項>
院内処方をご希望の方は、以下の点についてあらかじめご了承ください。
・処方日数について
院内の在庫には限りがあるため、お一人につき1か月分の処方とさせていただきます。
継続をご希望の場合は、改めてご受診をお願いいたします。
・ 院内処方と院外処方の併用について
院内処方と院外処方を同時に行うことはできません。
花粉症治療薬以外のお薬もあわせて処方する場合は、すべてのお薬が院外処方となります。

花粉症とは?
花粉症とは、スギなどの植物の花粉が原因となって起こるアレルギー性の病気です。
医学的には「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、特定の季節に飛散する花粉に対して体の免疫反応が過剰に働くことで、さまざまな症状が現れます。
代表的な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻の症状です。
そのほかにも、微熱、目のかゆみ・充血・涙目、のどの違和感、皮膚のかゆみ、頭がぼーっとする感じなどを伴うこともあります。
症状の強さには個人差があり、日常生活や仕事・学業に支障をきたす場合も少なくありません。
花粉症を発症する原因は?
花粉症の原因として最もよく知られているのがスギ花粉です。
特に2月~4月頃に飛散量が増え、多くの方が症状を自覚します。
しかし、花粉症の原因はスギだけではありません。
以下のように、さまざまな植物の花粉がアレルギー症状を引き起こすことがあります。
- ヒノキ(春)
- シラカンバ(春)
- イネ科植物(初夏)
- ブタクサ・ヨモギ(秋)
このように、原因となる植物によって症状が出る時期が異なるため
「毎年春だけつらい」「秋にも鼻炎症状が出る」といった違いがみられます。
通年性アレルギー性鼻炎との違い
季節性の花粉とは別に、ハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛などが原因となり、季節に関係なく症状が出るタイプもあります。
これは「通年性アレルギー性鼻炎」と呼ばれています。
通年性アレルギー性鼻炎は一年を通して症状が続く、または悪化と軽快を繰り返すのが特徴です。
症状自体は花粉症とよく似ており、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが中心となります。

花粉症の症状は?
花粉症の主な症状は、鼻と目に現れるアレルギー症状です。
代表的なのは、鼻水・鼻づまり・くしゃみといった鼻の症状です。
特に、透明でさらさらとした鼻水が続くのが特徴です。
また、目のかゆみ・充血・涙目・異物感などの目の症状も多くみられます。
目をこすってしまうことで症状が悪化することもあります。
さらに、鼻や目の症状だけでなく、次のような全身症状が出ることもあります。
- 頭痛
- 微熱
- 体のだるさ(倦怠感)
- のどのかゆみ・痛み
- 咳
- 皮膚のかゆみ
症状の強さには個人差があり、日常生活や仕事・学業の集中力低下につながる場合もあります。
花粉症と風邪の違い
花粉症は風邪と症状が似ているため、見分けがつきにくいことがあります。
しかし、いくつかの違いがあります。
花粉症の特徴
- 透明でさらさらした鼻水が続く
- 発熱しても高熱にはなりにくい
- 症状が1週間以上続く
- 晴れて風の強い日に悪化しやすい
- 毎年同じ時期に症状が出る
風邪の特徴
- 黄色や粘り気のある鼻水になることがある
- 発熱やのどの強い痛みを伴うことが多い
- 通常は1週間程度で改善する
「長引く鼻水やくしゃみが続いている」「毎年同じ季節につらくなる」という場合は、花粉症の可能性があります。
花粉症の治療は?
症状に応じて飲み薬、目薬、点鼻薬などを使うことで症状を緩和することができます。当院で処方できますのでご相談ください。
また最近では「舌下免疫療法」という、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体内に取り込むことによってアレルギー反応を起こしにくい体質にする治療法や、レーザーを鼻の粘膜に照射する治療法もあります。

普段の生活で花粉症の症状を悪化させないために
花粉症は、日常生活のちょっとした工夫によって症状の悪化を防ぐことができます。薬による治療とあわせて、生活の中で花粉をできるだけ避けることが大切です。
① 花粉情報を確認し、飛散の多い日は外出を控える
花粉の飛散量は、天気や気温、風の強さによって大きく変わります。晴れて風の強い日は花粉が多く飛びやすいため、外出時間を短くする、不要不急の外出を控えるなどの工夫が有効です。症状が強い方は、花粉情報をこまめに確認することをおすすめします。
② 外出時はマスク・メガネを活用する
花粉の多い時期には、外出時の対策が重要です。
マスクを着用することで鼻や口からの花粉の侵入を防ぎ、花粉対策用メガネを使用することで目への付着を減らすことができます。また、ウールなど表面がけば立った衣服は花粉が付着しやすいため、できるだけ避け、つるつるした素材の上着を選ぶと効果的です。

③ 帰宅時に花粉を持ち込まない
外出先から帰宅した際は、玄関前で衣服や髪についた花粉をよく払い落としてから室内に入りましょう。その後、洗顔・うがい・手洗いを行い、鼻をやさしくかむことで体に付着した花粉を取り除くことができます。
こうした習慣を続けることで、室内での症状悪化を防ぎやすくなります。
④ 室内環境を整える
花粉が多い時期は、窓や戸をなるべく閉めて花粉の侵入を防ぎましょう。
換気を行う場合は短時間で済ませるなどの工夫も有効です。
また、室内に入り込んだ花粉を減らすために、こまめに掃除を行い、床やカーペットを清潔に保つことも大切です。
空気清浄機の活用も有効な対策の一つです。
花粉症対策は、「外で花粉を防ぐこと」と「家に持ち込まないこと」が基本です。
日常生活での予防と適切な治療を組み合わせることで、症状の軽減が期待できます。
症状が強い場合やセルフケアで十分な改善がみられない場合は、早めにご相談ください。

Viewアレルギー39検査とは?
アレルギーの原因となることが多い39種類の項目(吸入系アレルゲン19種類・食物系アレルゲン20種類)を、1回の採血で同時に調べることができる検査です。
吸入系アレルゲンには、スギやヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛などが含まれます。食物系アレルゲンには、日常的に摂取する機会の多い食品が幅広く含まれています。
アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましん、アトピー性皮膚炎などの症状があるものの、原因となるアレルゲンがはっきりしない場合に特におすすめの検査です。
「毎年決まった時期に症状が出る」
「一年中鼻炎症状が続いている」
「食後に体調が悪くなることがある」など、気になる症状がある方はご相談ください。
原因を把握することで、適切な治療や生活環境の見直しにつなげることができます。

Viewアレルギー検査の39項目
吸入系アレルゲン
吸入系アレルゲンはアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アレルギー性咳嗽の原因となります。
| 室内塵 | ヤケヒョウヒダニ ハウスダスト |
| 樹木 | スギ ヒノキ ハンノキ シラカンバ |
| 草 | カモガヤ ブタクサ ヨモギ オオアワガエリ |
| 動物 | ネコ イヌ |
| 昆虫 | ガ ゴキブリ |
| カビ | アルテルナリア(スズカビ) アスペルギルス(コウジカビ) カンジダ マラセチア |
| 職業性 | ラテックス |
食物系アレルゲン
食物系アレルゲンはじんま疹、舌やのどの痒みや痺れ(口腔アレルギー症候群)、腹痛、嘔吐下痢(アレルギー性腸炎)、また重症化するとアナフィラキシーの原因となります。

※血液検査だけで食物アレルギーの確定診断はできません
特異的IgE抗体検査によって確認することで推測することができますが、確定診断をするためには、病院で実際にその食品をごくわずかの量を食べてみてアレルギー症状があらわれるかどうかを確認する「食物経口負荷試験」という検査が必要です。
| 卵 | 卵白 オボムコイド(加熱卵料理の指標) |
| 牛乳 | ミルク |
| 小麦 | 小麦 |
| 豆・穀物・ナッツ類 | ピーナッツ 大豆 そば ごま 米 |
| 甲殻類 | エビ カニ |
| 果物 | キウイ りんご バナナ |
| 魚・肉類 | マグロ サケ サバ 牛肉 豚肉 鶏肉 |
<よくある質問>
Q. 検査に予約は必要ですか?
A. 事前の特別な予約は必要ありません。
受診時にご相談いただければ、当日にViewアレルギー39検査(アレルギー血液検査)を行うことが可能です。ご希望の方は診察時にお気軽にお申し出ください。
Q. 結果はいつごろわかりますか?
A. 検査結果はおよそ1週間ほどで判明します。結果説明のために再度ご来院いただきます。結果が出ているかどうかは、事前にお電話でご確認いただくとスムーズです。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 症状があり医師が必要と判断した場合は、健康保険が適用されることがあります。健康保険3割負担の場合、自己負担額はおよそ5,000円程度です。
症状が認められない場合や検査のみをご希望の場合は自費診療となり、費用はおよそ15,000円程度となります。詳しくは診察時にご説明いたします。
Q. 抗アレルギー剤や吸入ステロイド薬を使っているのですが、検査は可能ですか?薬を中止する必要はありますか?
A. お薬を中止する必要はありません。抗アレルギー薬や吸入ステロイド薬を使用中でも検査は可能ですので、安心してご相談ください。
Q. 検査をすることによって、アレルギー症状を治すことはできますか?
A. 検査自体に治療効果はありません。検査の目的は、アレルギー症状の原因となっている物質(アレルゲン)を特定することです。
原因が明確になることで、日常生活での対策や適切な治療方針の決定につながり、症状の軽減が期待できます。


