診療のご案内
診療のご案内
訪問診療
「在宅医療部門」と「地域連携室」のご案内

地域の皆さんとご家族が安心して過ごせるよう、”安全で質の高い信頼される医療を継続して提供する“ことを理念にして、「在宅医療部門」を運営しています。
在宅医療の良いところ

住み慣れた自宅や施設で、いつもの生活習慣、人間関係、生き方そのものを大切にしながら、無理のない療養生活を送り、より良く生きたい。そのような想いに合わせて、必要で十分な医療を受けることができます。ご夫婦など家族で一緒に在宅医療を受けたり、施設単位での申し込みも受け付けております。
良いところ① 「通院・外出の負担を軽減」

- 病気や障害で悩む方にとっては、日々の通院は大変なことでしょう。在宅医療であれば、往復の移動や病院・薬局での待ち時間などをカットでき、通院の負担を減らすことができます。また複数の医療機関を通院されている方は、在宅医療の導入を機会に、これまでの薬や通院先の整理を行うことができます。
- ご年配の方や慢性疾患のある方は、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症はできるだけ防ぎたいものです。在宅医療であれば人が集まる場所に行かなくて済むため、外出による感染症のリスクを減らすことができます。
- 地域の薬局と連携し、お薬をご自宅に配達してもらうことができます。そのときに薬の飲み方や副作用の注意など、薬剤師さんから詳しく説明を聞いたり、お薬カレンダーの管理などをしてもらったりすることもできます。
良いところ② 「入院の負担を軽減」

急な体調不良で自宅での生活が困難になったとき、以前は入院して治療を受けることしか選択肢はありませんでした。在宅医療を利用すれば、入院と同等の医療を自宅や施設に居ながら受けられる場合があります。
- 入院生活が苦手で「せん妄」や「認知症の進行」が心配される方にとって、入院せずに自宅で病院と同じような医療を受けられることは大きなメリットです。在宅医療では、病院ほどたくさんの種類ではありませんが、血液検査、エコー検査、点滴、床ずれの処置など様々な検査や処置を受けることができます。
- 長期の入院だと、どうしても家族や友人と会う時間が少なくなってしまいます。在宅医療を利用すれば、自宅で療養しつつも普段の生活に近い暮らしが可能です。家族や友人とも普段通り会うことができるため、治療に前向きになれる点もメリットです。
- 入院には多くの費用がかかり、一般的に在宅医療のほうが経済的負担は少ないといわれています。
当院の在宅医療では以下のような処置が可能ですのでご相談ください
(医療機関等の方はこちらもご参照ください)。
- 静脈注射・点滴・高カロリー輸液
- 経鼻栄養・胃ろう管理
- 尿道カテーテル管理
- 在宅酸素
- 褥瘡(とこずれ)
- 緩和ケア
- がん性疼痛管理 など
終末期を迎え、在宅での最期を希望される場合もご相談ください。
良いところ③ 「介護の負担を軽減」

日々の介護のなかで、介護する方が不安になったり、疲れてしまったりすることがあるでしょう。また介護される方は、自分のためにかかっているご家族の負担に気を遣うことがあるでしょう。居宅療養管理指導などを通して各事業所と連携し、介護の負担軽減を行います。
- 介護保険や各種福祉制度などを利用することで、訪問看護師やホームヘルパーの方に家事やお手洗い、入浴などの介助、お手伝いを依頼することができます。
- ご家族が疲れたときや旅行に行きたいときは、短期間だけ施設に入所できるなどのレスパイトケアを利用できます。
平陽会いわさきクリニックの「在宅医療部門」と「地域連携室」

平陽会いわさきクリニックでは、外来診療と在宅医療部門とでのハイブリットな医療を行っています。体調不良時や退院直後のリハビリの期間だけ在宅医療を受け、元気になったら外来通院に変更するなど、自由な利用が可能です。
平陽会いわさきクリニックの在宅医療部門は、患者さんとご家族が安心して過ごせるように医療・看護・介護、その他の在宅療養生活の全般に関わるケアを提供、支援するための専門チームです。定期的な訪問診療では概ね月に1~2回の訪問を行っており、状態が悪化した際には臨時での往診を行います。
地域のさまざまな医療機関や事業所との連絡・調整を行うために2025年より地域連携室が立ち上がりました。スムーズな連携に活躍しています。

在宅診療の対象となる方
- 足腰の衰え、寝たきりなどの事情で通院が難しい方
- 退院後のサポートが必要な方
- がんなどで緩和ケアを必要としている方
- 医療処置や医療機器の管理を必要とされる方
- 難病をお抱えの方
- 認知症をお持ちの方
- 可能な限り在宅での看取りをご希望される方


当院からの在宅診療が可能なエリア

平陽会いわさきクリニックから近隣地区(さいたま市浦和区とその近辺) に伺います。詳しくはお問い合わせください。

まとめ「よりよく暮らすために」

高齢化社会が進む中、在宅医療の需要が高まっています。医療機関への通院の負担を減らし、自宅での療養が可能になるため、ご本人やご家族にとって生活の質を高め、心の安らぎをするサポートする重要な存在です。ご利用方法などでお悩みがある方は平陽会いわさきクリニックにご相談ください。








