診療のご案内
診療のご案内
外来診療(外科)
総合診療・家庭医療をご存じですか
健康にかかわるトラブルは、日常の中でさまざまに起こります。体調を崩したとき、怪我をしたとき、健康診断で異常を指摘されたとき、家族の介護が大変になってきたとき、これまでの病院に通院することが出来なくなったときなど。そんなときに安心して相談できる医療機関があれば心強いですね。
平陽会いわさきクリニックは、総合診療・家庭医療のトレーニングを受けたスタッフがいます。日常で起こる健康問題の多くを解決することができます。
複数の病院通い、たらいまわしの改善に貢献
例えば血圧の薬は循環器科、腰痛は整形外科、肌のかゆみは皮膚科、など症状に応じて複数の医療機関に通うのは大変ですし、もらった薬の飲み合わせを考える必要も出てきます。また複数の医療機関にかかっていると「その症状については対応できないから、別の病院で相談してください」と、たらいまわしが起きてしまうことがあるかもしれません。
このようなとき、相談の入口となる「かかりつけ医」をもち、各専門医と連携してもらうことが有意義であると、私たちは考えます。そうすると、毎月の薬をまとめて「かかりつけ医」から出してもらい、通院先を一つにすることができます。そして、いざ身体の状態に変化が起きた時に、「かかりつけ医」に相談することで解決できることもありますし、その場で解決が困難な場合でも、専門医に受診する必要があるか、受診するならどの専門医に診てもらうのが良いかを判断して紹介してもらうことができます。このように、普段通い+困ったらまず相談をするのが、平陽会いわさきクリニックの受診の仕方です。
家族背景や社会的側面を含めた全人的診療
たとえ病名が同じであっても、病気になった原因や、病気による悩みは人それぞれです。私たちは、診療・治療を行なっていくなかで、一人ひとりの生活や背景にあわせた関わりを大切にしています。
「病院に行っても、薬だけ処方されて話を聞いてもらえない」「自分の生活に合った治療法をオーダーメイドしてほしい」そんな思いがある方は、是非いわさきクリニックにお越しください。お一人おひとりの困り事を、親身になってお聞きします。
また治療した方のご家族に健康の問題があれば、さまざまな形で関わり、お手伝いすることがあります。家族全体として長期的・総合的にケアすることで、より適切な対応をしてもらえるという利点があります。もちろん希望しない方については、ご家族の事情まで詮索することはありません。
外来診療の受診の仕方
持参をお願いするもの
- 保険証またはマイナンバーカード
- お薬手帳、血圧手帳、紹介状 など
マイナンバーカードについて
オンライン資格確認は、診療情報や健診情報、限度額適用認定の情報を病院でも確認できるものです。 当院ではこのシステムを、よりよい医療の提供のために活用いたします。マイナンバーカードを読み取る顔認証付カードリーダーを受付に設置しています。 操作についてはスタッフにお尋ねください。
すり傷
すり傷(擦り傷)は、皮膚の表面が摩擦や圧力によって傷つくことによって発生します。通常、外的な衝撃や摩擦、転倒などが原因となり、皮膚の表層(表皮)が削れたり、傷ついたりします。すり傷は深い傷ではなく、皮膚の浅い部分が傷つくだけなので、大きな出血を伴うことは少ないですが、炎症や感染のリスクがあります。
すり傷の特徴
- 出血: 少量の出血があることが多いですが、深い傷でない限り、出血は比較的少ないです。
- 痛み: すり傷は痛みを伴うことが多く、特に傷口が触れるときに痛みを感じます。
- 赤みや腫れ: 傷口周辺に赤みや腫れが現れることがあります。これは炎症反応です。
- かさぶた: 数日後に傷が乾燥し、かさぶた(かさぶた)ができることがあります。これは自然に治癒する過程の一部です。
注意点
感染の予防: すり傷が感染すると、膿が出たり、赤みがひどくなったり、熱を持ったりすることがあります。その場合は、早めに医師に相談することが重要です。
治癒期間: すり傷は通常、数日から数週間で治癒します。かさぶたが取れると、傷は完全に治ったことを示します。
すり傷は比較的軽度のけがですが、以下の場合は医師に相談することが必要です。
- 傷口が深い、または広範囲にわたる場合
- 出血が止まらない場合
- 感染の兆候(膿、赤み、腫れ、発熱)が見られる場合
適切な手当てをすることで、早期の回復と感染予防が可能です。
切り傷
切り傷は、鋭利な物体(ナイフやガラス、刃物など)によって皮膚が切れてできる傷です。切り傷はすり傷よりも深く、出血が多い場合もあります。傷の大きさや深さによっては、治療が必要となることがあります。
切り傷の特徴
- 出血: 切り傷は、血管が切れることによって出血が多くなることがあります。特に動脈や静脈が切れると、出血が激しくなることがあります。
- 痛み: 切り傷は通常、鋭い痛みを伴います。痛みは傷の深さや部位によって異なります。
- 傷の形状: すり傷とは異なり、切り傷は鋭い物体で引き起こされるため、傷口が比較的直線的で、縁がはっきりしています。
- 腫れや赤み: 傷口周辺が腫れたり赤くなることがあります。これは炎症反応によるものです。
注意点
感染予防: 切り傷は感染しやすいため、傷口が清潔で乾燥した状態を保つことが大切です。傷が膿を持ったり、赤みや腫れがひどくなった場合は、感染の兆候かもしれません。
治癒期間: 切り傷の治癒には数日から数週間かかることがあります。傷がきれいに治癒するまで、傷口を保護することが重要です。
以下の場合は医師に相談する必要があります。
- 深い切り傷や広範囲にわたる場合
- 出血が止まらない場合
- 傷が膿んだり、赤みや腫れがひどくなったり、発熱がある場合
- 神経や血管、筋肉などが損傷している可能性がある場合
切り傷は早期の適切な処置が治癒を早め、感染を防ぐために重要です。
やけど
やけどは、熱、化学物質、電気などで皮膚や組織が損傷することです。やけどは以下の3つに分類されます。
- 1度のやけど: 表皮のみが損傷し、赤みと痛みがあり、通常は数日で回復。
- 2度のやけど: 表皮と真皮が損傷し、水ぶくれができ、強い痛みを伴います。
- 3度のやけど: 皮膚深層まで損傷し、白くなったり炭化したりし、神経が損傷して痛みを感じないこともあります。
相談すべき時
- 3度のやけどや広範囲にわたる場合
- 感染兆候(膿、発熱)がある場合
- 出血が止まらない場合
やけどは早期に適切な処置をすることが重要です。軽度の場合は家庭で治療ができますが、重度のやけどには迅速な医療が必要です。
肘内障
肘内障(ちゅうないしょう)とは、主に子どもに見られる肘の脱臼の一種で、特に前腕の骨(橈骨)が肘関節で不安定な位置に移動することによって起こります。この状態は、一般的に急激な引っ張りや負荷によって引き起こされることが多く、特に子どもが大人に手を引っ張られた際や、遊んでいる最中に転び、手を不自然に突いた結果、突然腕が動かせなくなったということもあります。
主な原因
肘内障は主に子どもに見られますが、特に以下のような状況で発生しやすいです。
- 腕を急に引っ張る動作:たとえば、大人が子どもを引っ張って歩くとき、子どもが転んだり、腕を引かれることが原因となることがあります。
- 腕を不自然な角度で引っ張られること:例えば、腕を上に持ち上げるときに不自然な力がかかると、肘内障が起こることがあります。
症状
- 腕を動かしたがらない:子どもは腕を動かすのを嫌がり、肘を曲げたままにしていることが多いです。
- 腕を使わない:痛みを避けるために、患部の腕を使おうとしない。
- 痛み:肘や前腕に痛みがあり、特に動かす際に痛みを感じます。
診断
肘内障は、通常、病歴や症状の確認を通じて診断されます。医師は、肘を優しく動かして、異常がないか、また脱臼している部位を確認します。必要に応じて、X線検査を行うこともありますが、肘内障では骨折がないことが多いため、画像検査で異常が見られないこともあります。
治療
肘内障の治療は比較的簡単で、専門的な医師によって肘関節を元の位置に戻す「整復」処置が行われます。これには、肘を優しく元に戻すことが含まれ、通常は数分で治療が完了します。
治療後、子どもはすぐに腕を動かせるようになり、通常は後遺症を残すことなく回復することが多いです。
予防
- 子どもに対して無理な力を加えないようにすることが重要です。
- 子どもの腕を引っ張る動作を避け、急激な動作を避けることが予防につながります。
肘内障は比較的軽度な外傷であり、適切な治療を受ければ回復が早いです。
もしも、肘内障が疑われる場合は、速やかに医師に相談することが大切です。