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2025年のスギ花粉の飛散量は、例年よりも多い見込みです。花粉が飛ぶ前から早めに治療を開始すると、症状が軽く済むと言われています。万全な対策をして花粉シーズンをお過ごしください。

花粉症とは?

花粉症とは、スギなど植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水などを起こすアレルギー性の病気です。「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。スギ以外にも花粉症の原因となる花粉は様々な種類があります。
季節性の花粉以外に、ハウスダストやダニなどによって季節に関係なくアレルギー症状が出ることがあります。「通年性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、花粉症と同じような治療が効果的です。

花粉症を発症する原因は?

長年、花粉を浴びながら生活し、体内に蓄積された花粉が許容量(花粉症を発症しない量)を超えた時に花粉症を発症すると言われています。アレルギー性物質に対しての許容量は、体質が異なるのと同じように、人によって違いますので、親子やきょうだい間でも、発症する人としない人がいます。

花粉症の症状は?

花粉症の症状は鼻水・鼻つまり・くしゃみなどの鼻症状、涙や目の充血・かゆみといった目の症状のほかに、頭痛・微熱・だるさ・皮膚のかゆみ・のどの痛み・咳など様々です。風邪と間違えやすい症状が多いですが、風邪との違いとして、さらさらした透明な鼻水が出る、高熱にはならない、症状が1週間以上続く、晴れた日には症状が悪化するなどがあります。

花粉症の治療は?

症状に応じて飲み薬、目薬、点鼻薬などを使うことで症状を緩和することができます。当院で処方できますのでご相談ください。
また最近では「舌下免疫療法」という、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体内に取り込むことによってアレルギー反応を起こしにくい体質にする治療法や、レーザーを鼻の粘膜に照射する治療法もあります。

普段の生活において花粉症の症状をひどくしないためには

・花粉情報に注意して花粉の多い日には外出を控える

・花粉の多い時には外出の際にマスク・メガネを使ったり、表面がけばけばした衣服を着ない

・帰宅時には衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔・うがいをしてこまめに鼻をかむ

・花粉が家に入らないように窓・戸を閉めておき、こまめに家の掃除をする

などが効果的です。

Viewアレルギー39検査とは?

アレルギーの原因となることが多い39種類の項目(吸入系のアレルゲン19種類,食物系のアレルゲン20種類)を1回の採血で調べることができます。
アレルギー性鼻炎、花粉症、じんましん、アトピー性皮膚炎などの症状があり、原因となる物質がわからない時などにお勧めです。

Viewアレルギー検査の39項目

吸入系アレルゲン

吸入系アレルゲンはアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アレルギー性咳嗽の原因となります。 

室内塵ヤケヒョウヒダニ
ハウスダスト
樹木スギ
ヒノキ
ハンノキ
シラカンバ
カモガヤ
ブタクサ
ヨモギ
オオアワガエリ
動物ネコ
イヌ
昆虫
ゴキブリ
カビアルテルナリア(スズカビ)
アスペルギルス(コウジカビ)
カンジダ
マラセチア
職業性ラテックス

食物系アレルゲン

食物系アレルゲンはじんま疹、舌やのどの痒みや痺れ(口腔アレルギー症候群)、腹痛、嘔吐下痢(アレルギー性腸炎)、また重症化するとアナフィラキシーの原因となります。

※血液検査だけで食物アレルギーの確定診断はできません
特異的IgE抗体検査によって確認することで推測することができますが、確定診断をするためには、病院で実際にその食品をごくわずかの量を食べてみてアレルギー症状があらわれるかどうかを確認する「食物経口負荷試験」という検査が必要です。

卵白
オボムコイド(加熱卵料理の指標)
牛乳ミルク
小麦小麦
豆・穀物・ナッツ類ピーナッツ
大豆
そば
ごま
甲殻類エビ
カニ
果物キウイ
りんご
バナナ
魚・肉類マグロ
サケ
サバ
牛肉
豚肉
鶏肉

よくある質問

Q. 検査に予約は必要ですか?
A. 受診の際にご相談いただければ、当日にViewアレルギー39検査が可能です。お気軽にご相談ください。

Q. 結果はいつごろわかりますか?
A. およそ1週間で分かります。結果が出ているか事前にお電話でご確認いただけますと確実です。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 健康保険の適用範囲で調べられる場合があります。健康保険での費用は3割負担の場合で5,000円ほどです。症状が認められない場合は自費診療による検査になり、費用は15,000円ほどになります

Q. 抗アレルギー剤や吸入ステロイド薬を使っているのですが、検査は可能ですか?薬を中止する必要はありますか?
A. お薬を中止せずに検査は可能です。

Q. 検査をすることによって、アレルギー症状を治すことはできますか?
A. 検査の目的はアレルギーの原因となっている物質を調べることです。原因が分かれば、日常生活からアレルゲンを減らすことで症状の軽減が見込めます。スギやダニがアレルゲンだった場合、舌下免疫療法が効果的です。

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