わたしたちについて
なりたち
生まれた家で医師として地域を守る
初代院長の岩﨑医師は埼玉県浦和市(現在のさいたま市浦和区)に生まれました。地元の浦和高校を卒業後に東京の医大に入学し、子供のころからの夢であった医師となりました。消化器科を専門として複数の病院で診療にあたるなかで、生まれ育った地域に貢献したいと考えるようになり、北浦和にある自宅を改築し、1998年に岩﨑内科クリニックを開業しました。
岩﨑内科クリニックから、平陽会いわさきクリニックへ
内科・消化器科を専門として誕生しましたが、地域の皆さんのさまざまな困りごとに対応しているうちに、その専門性が内科や消化器科だけでは収まらなくなっていきました。2024年にはクリニックの名称から「内科」が消え、「平陽会いわさきクリニック」になりました。
これからもずっと、身体や心の一部だけを診察するのではなく、あなたの健康のすべてに貢献することが目標です。
救急医療から総合診療、家庭医療へ
二代目院長の村田医師は救命救急センターでドクターヘリやドクターカーに乗る救命救急医として活躍していました。幅広く診療に当たる機会が増え、やがて家庭医療や総合診療に活躍の場を移すようになりました。その活躍を伝え聞いた岩﨑医師からクリニックを引き継ぐに相応しいと推薦を受け、副院長として迎え入れられました。
岩﨑医師と二人三脚で地域を支え続け、2024年より院長を受け継ぐことになりました。
町の保健室として
今ではさまざまな医師や看護師、事務員が働くクリニックになりました。定期的に薬を処方してほしい、突然の病気や怪我で困っている、健康に不安があるから相談したい、毎年の健康診断、旅行前のワクチン、訪問診療など、どんな要望でも一度は相談してみてください。きっと助けになれると思います。
わたしたちができること
特定の専門科目をアピールしていません。あなたの健康に貢献することを専門にしています
病気や怪我、火傷など急に困った問題であったり、喘息や高血圧などの長期的な管理であったり、予防接種の相談であったり、健康に関することはなんでも診療の対象です。また女性特有の問題、お子さんに関すること、心理面の問題や家族や社会に関わる悩みなども相談の対象です。もちろん専門的な治療や検査が必要と判断した場合は適切な医療機関へ紹介しますし、医療に関係しない問題についても、必要に応じて適切な窓口や人を紹介できるかもしれません。どんなことでもお気軽にご相談ください。
あえていえば家庭医療を実践しています
このように患者さんの健康の全体と、その家族や関わりのある社会を幅広く診察する医療機関が増えつつあり、家庭医、家庭医療、総合診療、プライマリケアなどと呼ばれています。
わたしたちは家庭医療をより良い形で提供できるように、あなたと信頼関係を築くことから始めます。あなたの感じていることや考えていること、あなたをとりまく状況や環境、わたしたちに期待していることについてお訊きすることがあります。そして理解しやすいように説明、提案し、一緒に方針を決めていきます。そのために、なんでも話しやすいような雰囲気作りに努めます。もしご不明な点があれば何なりとご質問ください。
専門の科はあるんでしょ?
2018年4月、日本専門医機構より総合診療専門医という19番目の専門医が追加されました。当院の村田院長はこの仕組みの源流となる、日本プライマリ・ケア連合学会認定の研修プログラムを修了した家庭医療専門医です。それだけでなく家庭医療専門医を養成することができる家庭医療指導医の資格を有しています。
こんな経験をしたことはないでしょうか。
・いま困っている症状について、どの医療機関を受診すればいいのかわからない。
・いろいろな医療機関から処方を受けているが、本当に必要な薬なのか不安。
・同じ症状なのに医師によって診断や治療方針が違い、どれを信じて良いかわからない。
これらを解決できるのが家庭医療です。従来の専門医は、専門の臓器や疾患を決め、その分野に対する深い知識を持っています。それに対して家庭医はさまざまな分野に対する幅広い知識をもっています。悩みながら遠方の専門医の予約を取るよりも、まずは家庭医に相談してみてください。
心がけていること
一人の医師だけで医療は行わない
平陽会いわさきクリニックでは複数の医師で診療を行っています。一人の医師の力には限界がありますが、複数の医師が協力することで偏りのない息の長い診療が可能になります。そのために複数の医師が関わっても情報が抜けたり治療方針が食い違ったりしないように十分な情報共有を行っています。このような診療方法はグループ診療と呼ばれています。
多職種で連携する
平陽会いわさきクリニックでは様々な専門分野を持った医師、研修医、看護師、医療事務など多くの職種が診療にあたっており、それぞれの力を合わせて皆さんの健康を守ります。また地域のケアマネジャー、訪問看護ステーション、薬剤師、管理栄養士、高次医療機関と積極的に協働を図っています。
社会に貢献する
平陽会いわさきクリニックでは、スタッフがボランティア活動などを通じて社会に貢献することを推奨しています。これまでには
- 令和元年東日本台風 DMAT活動
- 令和6年能登半島地震 JMAT活動
- さいたま国際マラソン救護班、さいたまマラソン救護班、柴又100K救護班
- 自治医大さいたま医療センター PTLS講師
- さいたま市民医療センター グラム染色講習講師
などに参加しました。
また募金活動を通じて集まった寄付金および診療報酬の一部を以下の団体に寄付する活動を行っております。
- 国境なき医師団
- 日本ユニセフ協会